トルコリラの買いポジションがトルコリラショック時を上回っている!

トルコリラの買いポジションがトルコリラショック時を上回っている!

トルコリラの買いポジションがトルコリラショック時を上回っている!

昨年8月にトルコリラは、トルコリラショックと言われる暴落を起こしました。しかし再び買いポジションが増えており、3月に入りトルコリラショック前を上回る買いポジションが存在しています。

ファンドなどにより仕掛け的な値動きが生じるトルコリラは、警戒水域に入ったと言えるのではないでしょうか。

トルコリラのスワップ投資が根強い人気

昨年8月に発生したトルコリラショックから、半年以上の月日が経過しました。一度投資を行えば、継続的にスワップ金利を手にすることができるスワップ投資は、ホッタラカシが可能な投資方法として、個人投資家に根強い人気があります。

年利24.0%の政策金利のトルコが採用するトルコリラは、スワップ投資の代表通貨として知られる存在です。親日国トルコのイメージも相まって、日本人の個人投資家がトルコリラを買い支えるという、非常に不思議な状態となっています。

しかしトルコリラショックで、スワップ投資家の多くが損切りに合いました。それでもトルコリラショック以降、再びトルコリラ/円相場は上昇しており、スワップ投資家が恩恵を受けています。

トルコリラ/円の買いポジションがトルコリラショック前尾を上回る状態に

くりっく365が公表しているデータを見ると、トルコリラ/円の買いポジションは昨年8月のトルコリラショックの後、再び上昇しています。

・くりっく365のトルコリラのポジション動向(くりっく365、岡三オンライン証券より)

1月のフラッシュクラッシュ時に若干ポジションの減少が見られましたが、その後は再び上昇が継続中です。

そして3月に入りトルコリラ/円のポジション総量及び買いポジション量は、昨年8月のトルコリラショック前の水準を上回る状態です。改めて日本人のトルコリラ好きが明らかになりました。

機関投資家に狙われるトルコリラ/円

昨年8月のトルコリラショックは、日本人投資家のトルコリラの買いポジションを損切りさせる値動きとして知られています。

また今年1月のフラッシュクラッシュ時も円が急に買われる値動きが生じましたが、初動はトルコリラの売りから始まった、と言われることもあります。

トルコリラは新興国通貨であり、通貨の中ではマイナー通貨に位置付けられます。ドルやユーロ、円などのメジャー通貨は流通量が多いため、ファンドが短期的に値動きに影響を与えようとすれば、相当量の資金が必要となります。しかしマイナー通貨のトルコリラは、機関投資家が集中的に資金を投下すれば、動かしやすい通貨です。

2度あることは3度あります。昨年8月のトルコリラショック前の水準以上に膨らんだトルコリラ/円の買いポジションについて、見方を買えればいつでも仕掛けができるタイミングに入った状態です。

まとめ

相場が動かない時や円が売られるトレンド発生時は、スワップ投資は日々金利収入が得られる有効な投資方法です。しかしレバレッジを掛けてスワップ投資を行っていると、急激な相場変動が生じた際に簡単に損切りにあうリスクがあります。特にスワップ投資は金利の高い新興国通貨を対象になされるケースが多いため、一方向に相場が進んで“損切りが損切りを呼ぶ”という流れになりやすいと言えます。

昨年8月のトルコリラショックで、多額の損切りを余儀なくされた投資家も存在します。しかしながら足元のポジション動向を見る限りでは、トルコリラショックを乗り越えた投資家も健在であり、また新規のトルコリラのスワップ投資資金の流入も確認できます。

トルコリラはトルコリラショック、フラッシュクラッシュを見ると、仕掛け的な値動きが生じる傾向にあります。既にトルコリラはトルコリラショック前の買いポジション量を超えており、今後の値動きには十分な注意を払う必要があるのではないでしょうか。

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