加熱相場を冷ます増担規制とは?

  • 2019.03.26
加熱相場を冷ます増担規制とは?

加熱相場を冷ます増担規制とは?

日本株式市場には投資家保護のため様々な制限があります。

ストップ安・ストップ高など一日の値幅を制限するものや空売りを禁止するもの、信用取引の現金担保の割合を増やすものなどあります。

この現金担保を増やす規制を「増担保規制」といいます。

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増担保規制とは?

増担保規制とは短期間で信用買いが増えると新規信用買いを抑制するために証券取引所が現金担保の割合を増加させる規制をさします。

略して「増担」とも呼ばれます。

増担になるとどうなる?

一般に新規信用買いのハードルが上がるので出来高が減り、株価が上がりにくくなります。

また新規信用買いが減ることで機関投資家の空売りも集まりやすく、増担規制初日は暴落の可能性が上がります。

増担は株式市場が閉場した後に公表されますので、自分の保有銘柄が増担規制になった場合、注意が必要です。

ただし、増担になったからといって必ず下がるわけではないという事は覚えておく必要があります。

増担は解除される?

増担はすぐに解除されるわけではありませんが、ガイドラインに沿って解除手続きが行われます。

増担は急騰した株に対して規制がかかるものなので、株価が落ち着いて信用取引が減ればいずれ解除されます。

増担規制の時に株価が下がりやすいのと反対に解除後は株価が上昇しやすい傾向にあるので増担解除のニュースはチャンスになります。

増担をものともしない銘柄は伸びる?

増担規制後は一般的に株価は下がりますが、中には増担をものともせず株価がぐんぐん伸びる銘柄もあります。

大きなIRが出た直後やIRが出る日が予想されている場合に多く、現物買いの割合が増えるので一度上がると株価が落ちにくく上昇しやすい状態になります。

かつてヤフーやガンホーは増担になっても株価上昇を続けたため、増担に強い銘柄は将来性があるという投資家もいます。

増担のさらに先もある

増担規制はそこで終わりではありません。

増担後もまだ信用取引が増える状態では「増増担規制」となり、更に現金担保が必要になります。

増増担規制ともなると機関投資家による空売りが更に増え、株価が下がる可能性が高くなります。

初日は特に可能性が上がりますので初日は様子を見るくらいでいいと思います。

まとめ

せっかくいい調子で株価が上がっていても増担のせいで水をさされてしまった・・・。

投資家からはこんな恨み節もよく聞かれますが、投資家保護のためにも増担は必要なのでうけとめましょう。

また、今まで高値で買えなかった銘柄も押し目で買える可能性がありますので悪いことばかりでないのが増担です。

急騰している株は閉場後、増担規制になっていないかどうか確認しておきましょう。

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