3月24日の週の為替市場、リスクオンからリスクオフへの流れが強まるのか?

3月24日の週の為替市場、リスクオンからリスクオフへの流れが強まるのか?

3月24日の週の為替市場、リスクオンからリスクオフへの流れが強まるのか?

先週はFOMCを経てVIX指数の上昇など、リスクオンからリスクオフへの動きが見られた週となりました。

今週は重要な指標発表がない中で、リスクオフの流れが更に強まるかが注目されます。

先週の為替市場、リスクオフに向かう金融市場

先週は週の後半に値動きが生じた1週間となりました。3月スタート時に112円に一時乗ったUSD/JPYでしたが、大きな下落を見せ109円台に突入しました。

20日に終了したFOMCにて、FRBは予想以上のハト派姿勢を示しました。そしてFOMCを受け反応を見せたのは、ドルインデックス。FOMCを契機に下落を開始し、USD/JPYの下落及びEUR/USD上昇を招きました。

・ドルインデックス4時間足チャート(画像はmt4)

しかしドルインデックスは翌日21日に再上昇し、ほぼ行って来いの状態となり、EUR/USDはFOMC時点を下回る値位置にまで下落。ただしUSD/JPYは戻ることなく、22日に109円台に突入し取引を終えました。

他の周辺市場では、VIX指数が22日に大きく上昇しました。また金価格も上昇し、週足では3週連続陽線を形成しています。VIX指数及び金価格というリスク指標が上昇しており、金融市場はこれまでのリスクオンからリスクオフに方向を変えつつあります。

・金価格(XAU/USD)週足チャート(画像はmt4)

また22日は米国株式市場でダウ平均が▲460ドルと大きく下落しており、株式市場の面からもリスクオフに転じる兆しがあります。

尚、欧州市場ではドイツの経済指標の予想以上の悪化があり、ドイツ指標の発表を契機に、FOMC後に下落したドルインデックスが買い戻される形となりました。

今週の為替市場、環境認識を重視

今週の為替市場のイベントは引き続きブリグジットを巡る動向が注目されますが、FOMCなどの大型指標の発表は予定されていません。

先週の為替市場はFOMCでのFRBの予想以上のハト派姿勢表明のみならず、ドイツ経済指標の予想以上の悪化が市場の値動きを作る要因となりました。

その中でドルインデックスが行って来いの値動きを見せています。EUR/USDはドルインデックスに反比例する通常の値動きを見せていますが、USD/JPYは109円台に到達し、ドルインデックスの値動きに影響されることなく下落が続きました。

金融市場がリスクオフの方向に進む中では、ドルインデックスは下落する傾向にあります。現在のドルインデックスの値位置は、FOMC前の値位置に戻った状態です。よって今後、株式市場の更なる下落等でリスクオフの状態が進めば、ドルインデックスは再び下落する可能性があります。その際はEUR/USDの上昇及びUSD/JPYの更なる下落が生じると考えられます。

先週から始まったリスクオンからリスクオフの流れが、今週は確定的な流れとなるかが注目されます。完全にリスクオフの流れとなれば、株高円安というこれまでとは逆の流れが進むことになります。

その意味でVIX指数、金価格に加えて株式市場など為替の周辺市場の状況について、これまで以上に注意を払う必要のある週と言えます。

・VIX指数の日足チャート(画像はTradingView)

個別の通貨ペアの値動きのフォローももちろん必要ですが、今週はリスクオンかリスクオフかという環境認識面を重要視したい週です。

まとめ

リスクオフの様相を帯び始めた金融市場ですが、リスクオフとなった場合はその期間にも注意する必要があります。リスクオフの状況が確定しても、早期にリスクオンに戻る可能性も存在します。

今後更にVIX指数、金価格というリスク指標が上昇及びダウ平均の下落により、リスクオンからリスクオフに状況が変化することになるのか。今週は足元の金融市場の環境把握に注力しつつ、為替市場に向かい合う必要のある週となるのではないでしょうか。

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