【伊藤忠商事VSデサント】敵対的TOBの結果は!?株は売り?買い?

【伊藤忠商事VSデサント】敵対的TOBの結果は!?株は売り?買い?

【伊藤忠商事VSデサント】敵対的TOBの結果は!?株は売り?買い?

株式会社デサントはスポーツウェアの専門メーカーです。

野球のユニフォームやゴルフウェア、スキー用品まで幅広く手がけており、スポーツをする人は聞いたことがある会社かもしれません。

そのデサントの経営方針を巡り、筆頭株主である伊藤忠商事との間で意見の相違が生まれました。伊藤忠商事としては筆頭株主の意見に耳を貸さないデサント側に対し、ついに経営権を取得するための株集め「TOB」を実施すると発表しました。

今回のTOBはデサント側が受け入れなかったため敵対的TOBとなり、その行方に注目が集まりました。

Vs

日本では成功例の少ない敵対的TOB・・・結果は?

日本でもTOBは珍しいことではなく双方の合意のもと、TOBが行われることはあります。

しかし、今回のような一方が拒否している「敵対的TOB」は成功例が少ないです。

日本ではイメージが悪い?

アメリカなどでは敵対的TOBの成功は珍しいことではありませんが、なぜ日本では少ないのでしょうか?

その背景には力で強引に進めるイメージがあるためだと思われます。

まるで力(資金)があるものが力のないものを強引に奪う様な敵対的TOBは株を知らない人たちにはイメージが悪く、世論は弱者に寄りがちです。

企業もイメージが大切ですので正当な手段といえど成功までTOBを続けることは厳しいときもあります。

一度は話し合いも設けられたが・・・。

伊藤忠商事がTOB実施を発表後、話し合いの機会が設けられました。

投資家たちはこれで手打ちになるのではないかと疑心暗鬼になり、デサント株が売られ始めました。

しかし話し合いは決裂し、再度デサント株の買い戻しが始まりました。

その結果、伊藤忠商事は3月15日、デサントに対する敵対的TOBの応募が約1511万株となり、買付予定上限の721万株を超えたと発表しました。

伊藤忠の持ち株比率は約30%から40%に上昇、重要な決議事項に対する「拒否権」を手中に収めたことで国内では成功例の少ない敵対的TOBを成功させました。

デサント株は買い?売り?

TOBが成功し、伊藤忠商事は721万株を上限に買い付けを行います。

倍率は2倍ちょっとですが、当選した投資家はおそらく利益が出ると思います。

しかし、外れた投資家による売りもかなりの数出ると思われ、寄り付きでは売りが先行する可能性が高くなっています。

また伊藤忠商事の経営方針は韓国比率を下げることになっているので、長期的に見れば有益でも短期的には売上が落ちる可能性があります。

デイトレなどで値幅を取りに行くスタイルの方は参戦しても良いと思います。

しかし、中長期的に保有する方は値動きが落ち着く頃合いを見計らって買うと良いと思います。

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