トルコショック再燃か?対米関係悪化でトルコリラは?

トルコショック再燃か?対米関係悪化でトルコリラは?

トルコショック再燃か?対米関係悪化でトルコリラは?

2018年8月、トルコリラ/円は数分間の間に19円の前半から18円を切るほどの大暴落を起こしました。これは円が買われたわけではなく、トルコリラが売られたことが原因で他の通貨でも暴落が起きていました。

直接的な原因はユーロ圏の金融機関が保有するトルコ資産のリスクの大きさに対する懸念が報道されたことと言われていますが、もう一つ別の理由があったとされています。

Turkey

ミセスワタナベが狙われた?

ミセスワタナベというのは個人ではなく一部の日本人投資家を指す言葉です。

トルコリラは高金利通貨であり、日本でも人気の通貨です。

トルコリラを保有しているだけで毎日高金利がもらえますので預金代わりにトルコリラを保有している投資家も多いです。

金利目的なので売買は殆ど行わず寝かせておくだけの投資家です。

そこでこのネガティブニュースにつけ込んで機関投資家が大量の売り注文を出し、暴落に耐えきれず強制ロスカットになってしまった投資家が溢れました。

報道では主婦やサラリーマンなど、たまにしかチャートを確認できない人々だったようです。

トルコリラショック後も変わらずの人気

そんな大暴落を起こしたトルコリラですが、高金利通貨は相変わらずの人気で暴落時安くなったところで買った投資家も多くいます。

流石にLot数は少なめにするなど慎重にはなっていますが、暴落後徐々に回復し、20円から21円で推移するなど、以前と変わらぬ人気ぶりになっています。

対米関係悪化で第二トルコリラショック!?

きっかけは22日「トランプ米大統領がゴラン高原のイスラエルの主権を認めたことに、トルコのエルドアン大統領が猛反発」という報道がされたためでした。

これにより前回のトルコリラショックを彷彿とさせる程の大暴落を記録し、政府はトルコリラ売りを抑制するため、空売りを行う機関投資家に対して激しく糾弾する発言をしました。

この発言に投資家は危機を覚え、空売りを推奨するだけで逮捕されるかもしれないと続々とトルコから資産を引き上げ始めました。

これにより為替だけでなく、トルコ国内の株も大暴落するという事態になってしまいました。

その後のトルコリラは?

エルドアン大統領がトルコ国内銀行へ圧力をかけたことで流動性が枯渇し、売りスワップが急上昇、これにより外国人による空売りは実質上不可能となりました。

結果、下落が止まり、元の水準まで回復しましたが、海外の機関投資家はトルコ株の空売りを開始したため、株価指数は連日下落しています。

今回の投資家への対応は後々まで響く恐れがあり、トルコでの取引に危機を感じた投資家は徐々に去っていくでしょう。

トルコリラの高金利はたしかに魅力的ですが、高金利はハイリスクということも忘れず取引しましょう!

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