4月の雇用統計を前に節目価格の112円に迫るUSD/JPY

4月の雇用統計を前に節目価格の112円に迫るUSD/JPY

4月の雇用統計を前に、USD/JPYが節目価格の112円目前の水準にまで上昇しています。

雇用統計には値動きを加速・反転させるという機能があり、雇用統計発表後のUSD/JPYの値動きが注目されます。

雇用統計前のUSD/JPYについて、現在の状況確認を行います。

3月後半から上昇が続くUSD/JPY

USD/JPYの上昇が続いています。3月半ばに一時110円割れとなりましたが、110円割れが転機となり反転。3月25日に陽線を形成した後、それまでの下落分を取り返す上昇を見せています。

・USD/JPY日足チャート

そして雇用統計日の4月5日(金)の東京時間には111.7円台にまで上昇し、112円を目前とする値位置に到達しました。

112円付近に存在する強いサポート&レジスタンス

USD/JPYは112円付近に強いサポート&レジスンタンス(サポレジ)が存在します。

3月1日に112円に到達しましたが、日足で見ると112円はヒゲであり、ローソク足ではその後の112円到達時もヒゲに留まり、ローソク足の実体部分は112円に到達していません。

また3月中旬に戻しの上昇を見せた際は111.9円目前で反転しており、111.9~112円付近でのサポレジが強く意識されます。

3月後半より一本調子で上昇しているUSD/JPYですが、雇用統計の発表を前にサポレジの存在があり、これまでの一本調子での上昇が一旦止まる可能性があります。

ドルインデックスも上昇し、サポレジの上限付近に到達

USD/JPYの上昇に合わせるように、ドルインデックスも上昇を続けています。ドルインデックスは3月21日に反転して以降、上昇が継続しました。

・ドルインデックス日足チャート

ただし97.3ポイント台からのサポレジに反応し、4月に入ると昨年秋から続くレンジ相場の高値圏で、上昇がストップしています。

ドルインデックスもUSD/JPY同様、97ポイント台後半から強いサポレジが存在する状態です。USD/JPYはドルインデックスの方向性に関係なく動くこともあります。しかし多くの場合、ドルインデックスの値動きの影響を受けるため、このままUSD/JPYの一本調子での上昇を期待するのは、リスクが高いと言えます。

方向感の定まらない金価格

金価格はJPY同様、市場がリスクオフの際に買われる傾向にあります。よってJPYと金価格の値動きは、相関するケースが多いと言えます。

その金価格は、足元では方向感が定まらない状態です。2月20日に1,300ドル台半ばで天井を付けた後に下落し、1,200ドル台後半にまで下落しました。ただしその水準が新たなサポレジとなり、現在は1,200ドル台後半の値位置に取りついている状態です。

・金価格(XAU/USD)日足チャート

本水準は1月にもサポレジを形成した水準であり、1,200ドル台後半は2019年の金市場における強いサポレジとなり現在に至っています。

金価格からは、リスクオフにもリスクオンにもなりきれない中で、ドルの上昇に引っ張られる形でUSD/JPYは上昇している、と見ることができます。

まとめ

以前に比べると米雇用統計の発表直後の値動きは、非常に少ない状態です。しかしながら、雇用統計は世界の為替関係者が注目する指標、という位置付けに変わりありません。雇用統計は、それまでの相場の流れを加速する・もしくは反転させる、という機能が以前からあり、その機能は現在も変わりません。

USD/JPYは112円を目前に4月の雇用統計の発表日を迎えました。雇用統計の発表後、USD/JPYは112円をブレイクする値動きとなるのか、それとも112円のサポレジに反転する値動きとなるのでしょうか?雇用統計後のUSD/JPYの値動きが注目されます。

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