4月7日の週の為替市場、USD/JPYは112円に到達するのか?

4月7日の週の為替市場、USD/JPYは112円に到達するのか?

4月7日の週の為替市場、USD/JPYは112円に到達するのか?

先週は雇用統計週ということもあり、ボラティリティが一段と低下した1週間となりました。ただし株式市場などの周辺市場では値動きが生じています。

節目価格に到達している市場も多い中、雇用統計明けの各市場の値動きが注目されます。

先週の為替市場振り返り

先週は雇用統計週であり、4月5日(金)に米雇用統計の発表がありました。雇用統計の各数字は市場予想を上回る数字ではあったものの、サプライズという程ではなく、雇用統計直後の値動きは、USD/JPYを始め大きな値動きとはなりませんでした。

・USD/JPY日足チャート

雇用統計週ということもあり、為替市場全体として値動きが小さくなり、USD/JPYは週の値幅は約100pipsに留まりました。またEUR/USDは約70pipsとなり、完全にレンジ相場の中の1週間となりました。

しかしながら株式市場は堅調そのもので、ダウ平均は3連騰を見せて2月に加えて11月の高値を更新。

・ダウ平均週足チャート

また株式市場と相関する値動きを見せている原油価格(WTI)も、それまでの60ドルを完全に上方ブレイクし、5日(金)は63ドル台で取引を終了しています。

為替市場は静かな値動きを見せた一方で、株式市場を始めとする周辺市場で値動きが生じた1週間となりました。

今週の為替市場

今週の為替市場は、10日(水)のECB政策金利発表及びドラギ総裁の会見が注目されます。またブレグジット関連では、12日(金)に離脱の延期終了日を迎えます。EU大統領が約1年の延期を提案、と報じられており、再延長の可能性は高いものの、延長の場合の期間が注目されます。仮に再延長とならずに合意なき離脱が決定してしまうと、一気にポンドが売られる可能性が高いので注意が必要です。

個別の通貨ペアでは、USD/JPYが112円に乗るのか?、という部分が注目されます。5日(金)の良好な雇用統計数字を受けて買われるかに見えたUSD/JPYでしたが、117.8円を目前に失速し、最終的に111.6円台で取引を終えました。先週は週足では陽線となり2週連続で陽線を形成したものの、節目価格の112円には到達できていません。

USD/JPYは3月初旬に112円台に乗ったものの、3月半ばの上昇時は112円台に到達前に下落しました。現在は3月半ばと同じ状況に位置しており、今週USD/JPYが上下どちらに動くかが注目されます。

USD/JPYに大きな影響を与えるドルインデックスは、昨年秋からのレンジ相場の高値圏に位置しており、こちらも正念場にあります。

・ドルインデックス週足チャート

またVIX指数を見ると、4日(金)は取引時間中に年初来安値を更新していますが、終値は値を戻し下ヒゲの長い陰線を形成しました。よって一旦反転する可能性を示唆しており、VIX指数の上昇からUSD/JPYの下落に至る可能性もあります。

・VIX指数日足チャート(画像はTradingView)

USD/JPY、ドルインデックス、VIX指数などが節目価格に位置しており、今週は取引を行う通貨ペアのみならず、周辺市場にもいつも以上に注意を要する週となります。

まとめ

ボラティリティの低下が叫ばれて久しい為替市場ですが、先週はこれまで以上にボラティリティの低下が見られる週となりました。ただしボラティリティの低下の後は、高いボラティリティの期間が到来する傾向にあります。

雇用統計を受けても動かない為替市場ですが、各市場で節目の値位置に到達した週ともなりました。今週は節目価格に位置する各商品が、最終的に上下どちらに動くことになるのか、またボラティリティは回復するのか、という点に注意しながらの取引が求められるのではないでしょうか。

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