野村HDが1004億円の赤字転落もネットでは意外な反応が…。

野村HDが1004億円の赤字転落もネットでは意外な反応が…。

野村HDが1004億円の赤字転落もネットでは意外な反応が…。

野村ホールディングスは4月25日に発表した前期(2019年3月期)連結決算で、純損益が1004億円の赤字に転落したと発表しました。

これほどの赤字はリーマン危機があった09年3月期以来10年ぶりで、アメリカのリーマンブラザーズなど海外企業の「のれん」巨額減損に加え、債券トレーディングや投信販売も不調だったことが原因と発表しました。

前の期は2193億円の黒字だっただけに市場の反応も大きく、ネットの株式掲示板ではアクセスランキングが上位に来るなど注目が集まりました。

しかし、今回はちょっと様子が違ったようです。

naobim / Pixabay

野村HDに集中砲火

野村ホールディングス株式会社といえば日本を代表する投資銀行・証券持ち株会社です。

通常、赤字決算などネガティブニュースが流れた場合、ネットでは”早く売らないと手遅れになる”などと書き込む「売り煽り」と”悪材料は出尽くしたから今買わないと買えなくなる”などの買い煽りの両方が発生します。

しかし今回は第三の”誹謗中傷”が多くみられました。

なぜ野村HDにそれほどの誹謗中傷が集まったのでしょうか?

空売りが原因?

株取引では信用取引を利用すると”買い”だけでなく”空売り”を行うことができます。

買いは株価の上昇に比例して利益が出るのに対し、空売りでは株価が下がるほど利益がでます。多くの個人投資家は”買い”で入るので株価が上昇したほうが嬉しいですが、順調に株価が上昇していても大量の空売りによって株価が押さえつけられ上に抜けにくくなったり、暴落することもあります。

そのため、「野村の空売りのせいで他銘柄で損をした!」という投資家がこのネガティブニュースに食いつき、便乗して誹謗中傷を書き込んでいたようです。

空売りは燃料になるという見方もある

空売りを悪と決めつける人がいる一方、空売りは上昇には必要と考える人もいます。

株価が上昇すると少し下がったところで買おうと考える投資家がでてきます。

しかし、売り物がでなければ株価は下がらないので様子見の膠着状態になってしまいます。

そこに空売りが入る事で市場に流動性が発生し、取引も活発になります。

また空売りもいつかは買い戻しをしなければならないので、空売りを上回る”買い”が入った場合、損切りする事もあり得ます。

損切りするとその分の空売りが燃料となり、さらに株価が上昇します。

このように空売りは一概に悪とはいえません。

まとめ

野村HDは翌日、連休前にも関わらず寄りでプラスに転じています。

その後、マイナスに転落しましたがこの値動きも疑問に思う投資家が多かったようです。

通常、これほどの赤字ではストップ安でもおかしくないからです。

野村HDの値動きにはこれからも注目が集まりそうです。

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