2019年1月6日の週の為替市場、USD/JPYはフラッシュクラッシュ前の水準を回復できるのか?

2019年1月6日の週の為替市場、USD/JPYはフラッシュクラッシュ前の水準を回復できるのか?

2019年1月6日の週の為替市場、USD/JPYはフラッシュクラッシュ前の水準を回復できるのか?

1月3日の早朝にフラッシュクラッシュ(相場の急落)が発生して、USD/JPYやAUD/JPYなどのクロス円通貨が一気に急落。2019年の為替市場は波乱の幕開けとなりました。

昨年12月後半からリスクオフの状態が続く金融市場ですが、年が明けて一旦リスクオフを脱する展開も考えられます。

113円台から108円台半ばまで下落したUSD/JPYの行方とともに、リスクオフの鍵を握るアメリカの株式市場の行方にも注目です。

先週の為替市場振り返り

新年明けましておめでとうございます。先週は1週間休みとなった方も多いようですが、金融市場で年末年始に長期休暇を取るのは日本人のみです。日本人不在の金融市場は仕掛け的な値動きが発生する事がありますが、1月3日の早朝にAI注文が背景と言われるフラッシュクラッシュ(相場の急落)があり、USD/JPYで108円台後半から103円台後半へ約15分で5円の下落が発生しました。またAUD/JPYでは7円以上の下落が発生しています。

年をまたいでクロス円通貨のポジションを持った投資家の中には、お屠蘇気分が一気に冷めた方もおられるのではないでしょうか?

・USD/JPY1時間足チャート

しかしながらフラッシュクラッシュで発生した円高は、急回復しています。AUD/JPYに至っては、フラッシュクラッシュ以前の水準である76円台の回復のみならず、77円台に突入して4日の取引を終えており、逆に短期的には上昇トレンド入りとなりました。

・AUD/JPY1時間足チャート

ボラティリティの低下が嘆かれる事の多かった2018年の為替市場でしたが、2019年は新年開始早々、一気に値が動く展開となっています。

今週の為替市場

日本人にとっては実質的に2019年最初の取引となる今週の為替市場ですが、まずはアメリカの株式市場の行方を注目したいところ。昨年12月後半からアメリカの株式市場が急落し、各国の株式市場も連動して下落していますが、1月4日はダウ平均で+746ドル高と急騰しました。

アメリカの株安を背景に、金融市場はリスクオフの状態となっています。リスクオフがどこまで続くのか、年も明け・1月の雇用統計も通過し、そろそろ意識されるタイミングです。その意味ではリスクオフの際に買われる金が、ドルベースで(XAU/USD)12月後半から1,200ドル前半から1,300ドル目前にまで上昇し、約半年振りの高値圏に位置しています。今後の金価格の値動きに注目することで、リスクオフの流れについてある程度判断できる可能性があります。

・ドル建て金価格(XAU/USD)日足チャート

個別の通貨ペアではUSD/JPYがAUD/JPY同様、フラッシュクラッシュ発生前の水準を回復できるかどうかが注目されます。昨年12月の113円台からUSD/JPYは下落が続いており、フラッシュクラッシュ時の103円台突入で底入れの可能性があります。ただし108円台半ばの水準は、2017年の安値水準でもあり、サポート&レジスタンス転換が生じると当面108円台半ば付近が天井となる可能性もあります。

フラッシュクラッシュ後に上昇を続けているUSD/JPYが更なる上昇を見せるのか、週が明けて上昇が一服するのか、今後のUSD/JPYの行方を考える上で重要なポイントになると考えられます。

・USD/JPY週足チャート

まとめ

2017年、2018年と為替市場は比較的凪の状態が続いた状態でした。しかし2019年の為替市場は、荒れる=ボラティリティが高まる、と予想しているアナリストも多いようです。

年明け早々、クロス円通貨中心にフラッシュクラッシュの洗礼を浴びる事になった為替市場ですが、本フラッシュクラッシュが2019年を象徴する出来事となるのでしょうか?

突発的な値動きに右往左往することのないように、損切注文の設定などリスク管理をこれまで以上に行い、2019年の為替取引に臨みたいものですね。

以上

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