バイトレ(FXTF)の取引方法を解説、3種類の取引が可能
香港の証券会社GW(ゴールデンウェイ)グループは、2018年12月に日本国内でFX事業を展開するFXトレードフィナンシャル(FXTF)を子会社化しました。
ただし今もFXTFの名称でFX取引サービスを提供しており、バイナリーオプション取引はバイトレとの名称でサービスを提供しています。
3種類(ラダーオプション、レンジオプション、タッチオプション)の取引ができる、FXTFのバイトレの取引について、その取引方法を解説いたします。
現在は香港のGW(ゴールデンウェイ)グループが運営するFXTF
香港の証券会社・GW(ゴールデンウェイ)グループの、日本国内のFX会社がゴールデウェイ・ジャパンです。同社は過去FXトレード・フィナンシャル(FXTF)という社名で事業を展開。しかしGWグループが2018年12月に、FXトレード・フィナンシャルの親会社から株式を取得することでGWのグループ入りしています。尚、2019年6月時点でFX取引サービスは、これまで通りFXTFの名称でサービスを提供中です。
FXTFは通常のFX取引に加えて、バイナリーオプション取引(BO)サービスも提供しており、その名称がバイトレです。
バイトレはラダーオプション、レンジオプション、タッチオプションの3種類のBO取引を提供
バイトレは下記3種類のBO取引を提供しています。
・ラダーオプション(判定時間の設定レートに対するレートの上下を当てる)
・レンジオプション(判定時間にレンジ内にレートが収まるかを当てる)
・タッチオプション(判定時間までに設定レートに価格がタッチするかを当てる)
通常のBO取引であるラダーオプションに加えて、レンジオプション及びタッチオプションの取引も可能です。
バイトレを取引するための6つのステップ
バイトレを取引する際は、下記の6つのステップを経て行います。
① 取引単位を選択する
② 取引の種類を選択する
③ 取引通貨ペアを選択する
④ 各取引に応じた購入オプションを決定する
⑤ 購入数量を決めて「購入」をクリック
⑥ 決済(満期到来・転売)
①取引単位を選択する
国内の殆どのBO取引サービスでは、予想が当たり“勝ち”となった場合の返金額(ペイアウト金額)は1ロット1,000円です。
バイトレも同様の払い戻し金額ですが、バイトレでは通常の1,000円に加えて、10,000円の選択もできます。尚、1,000円と10,000円では提示されるレートが若干異なります。
②取引の種類を選択する
バイトレではラダーオプション、レンジオプション、タッチオプションの3種類の取引が可能です。1クリックでそれぞれの取引画面に遷移するため、素早く取引を変更することができます。
またバイトレは2時間満期で1日11回の取引機会があります。
・各回号の取引時間
③取引通貨ペアを選択する
バイトレで取引できるのは下記6通貨ペアです。
・USD/JPY
・EUR/JPY
・EUR/USD
・GBP/JPY
・GBP/USD
・AUD/JPY
5通貨ペアの取引業者も多い中で、バイトレはGBP/USDも加えた6通貨ペアでBOの取引ができます。
④各取引に応じた購入オプションを決定する
ラダーオプション、レンジオプション、タッチオプションのそれぞれの取引条件に応じて、どのオプションを購入するかを決定します。
・ラダーオプション
・レンジオプション
・タッチオプション
⑤購入数量を決めて購入をクリック
購入するオプションを決定した後、購入数量を決めて「購入」をクリックします。
・ラダーオプションを5ロット購入する
いずれのオプションについても、表示されている数字は購入金額です。そして“勝ち”の場合は1,000円が返金されます。よって倍率を求める計算式は下記です。
・1,000円÷購入金額=倍率
またバイトレでは、開催中の回号毎に取引の上限が下記のように定められています。
・1取引注文 100ロット(ペイアウト1,000円の場合、10,000円の場合は10ロット)
・同じ通貨ペアでの同時保有可能なポジション上限300ロット(ペイアウト1,000円の場合、10,000円の場合は30ロット)
・全通貨ペア合計での同時保有可能なポジション上限1,000ロット(ペイアウト1,000円の場合、10,000円の場合は100ロット)
⑥決済(満期到来・転売)
購入が完了した後、満期時間が到来すれば自動的に決済され“勝ち”“負け”が決定します。“勝ち”の場合、1ロット当たり1,000円が入金され、“負け”の場合は投資資金がゼロとなります。
また満期到来前でも「転売」をクリックすることで、途中決済が可能です。投資資金がゼロになる前に損切りする、獲得資金は減るものの事前決済で着実に利益を重ねるなど、「転売」の活用で、取引の幅を広げることができます。
バイトレの特徴、相場状況に応じてベストな取引を選択できる
バイトレの最大の特徴は、通常のBO取引であるラダーオプションに加えて、レンジオプション及びタッチオプションの取引も可能という点にあります。
金融市場はトレンド相場とレンジ相場の2種類が存在しますが、為替市場はレンジ相場の期間が長い傾向にあります。
トレンド相場の際はラダーオプション取引の優位性が高まりますが、特に狭いレンジ相場の場合はレンジオプション取引の優位性が高まります。また特定時間(指標発表等)に一時的なボラティリティの高まりが事前に分かっていれば、タッチオプションを用いることでローリスクな取引もできます。
国内で為替の3種類のBO取引を提供するのはバイトレのみです。ラダー取引については、他事業者と類似のサービス内容となりますが、レンジオプションやタッチオプションを使い込むことで、優位性の高い=期待値の高い取引が可能となります。
まとめ
バイトレはラダーオプション、レンジオプション、タッチオプションの3種類のBO取引が可能です。
ラダーオプションのみの取り扱い事業者が多い中、レンジオプションやタッチオプションは、あまり馴染みない取引ともなります。しかしレンジオプションやタッチオプションの存在により、様々な相場状況に応じた取引手法を取ることができます。
単に上下を当てるよりも難しく感じるレンジオプションやタッチオプションですが、一度慣れてしまえば使い勝手はラダーオプションとそれ程変わりません。
バイトレのレンジオプション、タッチオプションも活用することで、相場状況に応じてより優位性の高いBOの取引機会を探ってはいかがでしょうか。