直近安値を割れたドルインデックス、ドルのトレンド変化にご注意を

直近安値を割れたドルインデックス、ドルのトレンド変化にご注意を

投資

1月7日にドルインデックスが2018年11月以来続く、安値のサポート&レジスタンスを割れこみました。11月以降レンジ相場が続いた、ドルインデックスに変化が生じています。

他通貨に対するドルの相対的な強さを表すドルインデックスは、プロやベテラントレーダーの多くが確認する指標です。

今後のドルインデックスの行方、そしてドルインデックスの影響を強く受けるEUR/USDの値動きが注目されます。

1月7日(月)に直近安値を割れたドルインデックス

ドルの他通貨に対する相対的な強さを表す指標として、ドルインデックスが存在しています。MT4やTradingViewなどのツールでチャートを見ることができるドルインデックスは、ドル本来の方向性の把握ができるため、プロやベテラントレーダーの多くが確認しています。特にEUR/USDなどドルストレート通貨のトレードを行う際に、重宝する指標です。

過去を振り返るとドルインデックスは、トランプ相場の開始とともに上昇をスタートした経緯があります。よって米国の株式市場と相関する時期もある指標となります。

そのドルインデックスは、昨年11月以降高値圏でのレンジ相場(96~97ポイント)を形成していましたが、1月7日に直近安値を下回りレンジ相場を割れこみました。

今後これまで続いたレンジ相場から、下落トレンドに相場が変化する可能性があります。


・MT4のドルインデックス日足チャート

今回の下落はダウ平均とは連動せず

レンジ相場を下抜けしたドルインデックスですが、上述のように特にトランプ相場以降、ドルインデックスと米国株式市場=ダウ平均の値動きは連動する傾向にありました。

しかし12月後半ダウ平均は大きな下落を見せましたが、その間もドルインデックスはレンジ相場を維持しており、非常に少ない値動きに留まっていました。

そして年が明けて、レンジ相場を下抜けする値動きをドルインデックスは見せていますが、一方でダウ平均は1月に入り、12月後半の下落を取り戻すような逆の値動きを見せています。昨年12月から今回に至るまでのドルインデックスとダウ平均の値動きには、連動が見られません

レンジ相場を上に抜けつつあるEURUSD

ドルインデックスはEUR、JPYなど様々な通貨から、相対的なUSDの強さを表したものですが、他の通貨に比べるとEURの比重が若干高くなっています。よって特にEUR/USDと逆相関する値動きが強く現れます。また、USD/CHFと相関する値動きとなるケースが多いことも知られています。

今回直近安値を割れてレンジ相場を下に抜けた形のドルインデックスですが、同様にEUR/USDも昨年11月から続くレンジ相場を上に抜けつつあります。EUR/USDは昨年11月から安値圏でのレンジ相場を形成し、値動きのない状態が継続していました。しかし来週のイギリス下院でのブリグジット法案採決を前に、これまでのレンジ相場から脱しつつあるように見受けられます。


・EUR/USD日足チャート

2018年6月以降値動きが無くなり、面白みに欠ける相場展開が継続したEUR/USDですが、2019年は安値圏から脱して、ボラティリティのある相場が生じる可能性があります。

まとめ

ドルインデックスと言われても、多くの投資家には馴染みのない指標ではないでしょうか。しかしながらプロ及びベテラントレーダーは日常的に確認する指標です。

国内FX会社のチャートに搭載されているケースは殆ど見られませんが、海外のMT4など探せば(デモ口座で可能)、ドルインデックスのチャートを表示する方法は多く存在します。

ドルストレート通貨の方向性を探る際、ドルインデックスを見ることで、多くの示唆が得られます。

今回レンジ相場を下にブレイクしつつあるドルインデックスが、今後ドルストレート通貨にどのような影響を与えるのでしょうか?

まずは昨年から値動きの無かったEUR/USDに、今後値動きが生じることになるのか、という部分に注目です。

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