トレンドラインにタッチ!GBP/USDの注目ポイント

トレンドラインにタッチ!GBP/USDの注目ポイント

トレンドラインにタッチ!GBP/USDの注目ポイント

EU離脱を巡り混乱が続くイギリスですが、通貨ポンド(GBP)は比較的大人しい値動きを見せています。

イギリスポンドについて、ポンド/ドル(GBP/USD)の過去を振り返りながら探ってみました。現在はトレンドラインにタッチしており、次の値動きに注目が集まります。

ポンドを取引するならGBP/USD

イギリスポンドは値動きが激しく、悪魔の通貨、と言われる事もあります。日本国内ではポンド(GBP)の取引=ポンド/円(GBP/JPY)というイメージがありますが、世界的に見ればポンド取引の主流はポンド/米ドル(GBP/USD)です。

ただでさえ値動きの激しいポンドであり、マイナー通貨ペアのGBP/JPYは更に値動きが激しいため、トレードが難しくなります。よってポンドの取引は、GBP/USDの取引が行い易いと言えます。

EU離脱問題に揺れるイギリスの通貨ポンドについて、ポンド/米ドル(GBP/USD)の注目ポイントを探りました。

2016年10月の国民投票時に急落、その後に戻したが現在再び下落中

GBP/USDは2016年10月にイギリスで実施されたEU離脱を問う国民投票の際に、一気に下落しました。

・GBP/USD週足チャート

その際に付けた価格が1.2000ドル。本水準がGBP/USDの歴史的な安値水準となり、現在に至っています。

しかしさすがに売られ過ぎたと市場は判断し、その後GBP/USDは上昇。2018年1~4月にかけて、1.4300ドル水準にまで上昇を果たします。

その後は、2019年3月に控えるEU離脱を巡る不透明感が徐々に強くなり下落し、2018年12月~2019年1月には1.2400レベルにまで下落しました。

GBP/USDを見る補助線、フィボナッチ・リトレースメントとトレンドライン

GBP/USD相場を見る時に、参考となる補助線を2つ引いたものが下記となります。

・GBP/USD週足チャート

まず1つ目はフィボナッチ・リトレースメント。底値から2018年4月の高値に引いたリトレースメントで見ると、反転し易いと言われる78.6%レベルで、一旦反転したことが分かります。

・GBP/USD週足チャート

また特に日足で見ると分かるのは、斜めに引く事ができるトレンドラインの存在。9月以降は、トレンドラインに頭を押さえられる形で下落していたことが分かります。

・GBP/USD日足チャート

両者の補助線から通して見えるGBP/USDは、リトレースメント78.6%で反転したものの、トレンドラインに頭を抑えられている図となります。

今後、現在タッチしているトレンドラインで反転するか、それとも上方にブレイクするのか、という視点がGBP/USDチャート分析の際の1つの視点となるのではないでしょうか。

直近のGBP/USDの注目ポイント

EU離脱を巡る混乱が続くイギリスですが、GBP/USDについては比較的節目が明確です。

まず上方については、先に説明したように現在トレンドラインにタッチしている状態であり、トレンドラインを上に抜けるかどうかがポイントです。ただし一旦抜けると見せかけてヒゲとなり、ダマシとなるケースもあるので注意が必要となります。

一方で下落については、フィボナッチ・リトレースメント78.6%の1.4300ドルレベルを完全に下に抜けるかどうかです。本レベルを下に抜けると、次は底値である1.2000ドルレベルが現れます。

丁度トレンドラインにタッチしているタイミングで、EU離脱法案が議会で否決され、イギリス政治は先の見えない展開ですが、GBP/USDはチャート上のポイントは比較的分かり易いと言えます。

まとめ

為替取引に限りませんが、チャートのテクニカル分析一本ではトレードで勝ち切る事は難しいと言われています。しかしながらチャート上、多くの投資家が注意しているポイントでは値動きの反応は生じやすいです。

上記で紹介の2点は、明確に見えるラインであり機関投資家も注意しているポイントと考えられます。GBP/USDのトレードを行う際は、上記の補助線や過去の反転ポイントを参考に取り組んでいただければ幸いです。

以上

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