21日の月曜の値動きにご注意を

21日の月曜の値動きにご注意を

先週のイギリスのEU離脱法案の議会での否決は、為替の値動きとしては、大山鳴動して鼠一匹、となりました。

しかし今週は21日にメイ首相が議会に対して今後の離脱方針の説明を行うため、イギリスのEU離脱騒動の第2幕が上がります。また21日はキング牧師の記念日で米国の株式市場は休場です。

今週は21日の月曜から取引に注意を要する週となりますので、ご注意ください。

先週の振り返り

先週はイギリスのEU離脱が、大きな話題となった週でした。15日(火)の議会での採決は、事前の予想通り否決となりましたが賛成202・反対432とWスコアでの否決で、メイ首相のEU離脱案が完全にNOと言われる結果となりました。

EU離脱に揺れるイギリスの通貨ポンドの値動きに注目が集まりましたが、議会でEU離脱案が大差で否決されたものの、その後GBP/USDは上昇しました。一部では大差での否決の場合、大きくポンドが売られる、との予想がありましたが、完全に逆を行く結果となっています。

GBP/USD1時間足チャート

しかしGBP/USDはEU離脱案の否決後に上昇を続けたものの、18日(金)に急落し15日の採決前の値位置に戻り先週の取引を終えました。イギリスのEU離脱についてポンドを通して見ても、今週から第二幕が上がる、と言ってもよいのではないでしょうか。

その他の通貨ペアではUSD/JPYの上昇が顕著です。15日以降4日続けて日足は陽線となり、110円目前の109.7円台で先週の取引を終えました。ドルインデックスが上昇を続けており、ドルインデックスの上昇に合わせてUSD/JPYも上昇する形になっています。

USD/JPY日足チャート

今週の見込み

今週21日(月)はキング牧師の記念日でアメリカの株式市場は休場です。また同じく21日はイギリスでメイ首相が議会に対して今後のEU離脱方針を説明する期限日となっています。よってロンドン・ニューヨークのいずれの市場も21日は、イレギュラーな値動きに注意を払う必要があります。

個別の通貨ペアではGBP/USDが15日の値位置に戻っているため、21日の議会説明を受け上下いずれに動くかが注目されます。合意なき離脱は避ける方向となっていますが、メイ首相はその可能性を排除していません。ただしEU側に離脱の延期を容認する発言も出ており、今週も先週同様ポンドの取引は、イギリス及びEU側の要人の発言に一喜一憂する展開の継続が予想されます。

またドルストレート通貨の値動きに大きな影響を与えるドルインデックスが、6日の週に下方ブレイクしましたが、先週1週間かけてほぼ下方ブレイク前の水準を回復しています。今後再度下落するのか、それ以前のレンジ相場に戻るのかが注目されます。

ドルインデックス日足チャート

ドルインデックスが再度下落に向かうようなら、110円が目前に迫っているUSD/JPYが下落する可能性が高くなります。一方でドルインデックスが昨年11月~12月のレンジ相場時の上限97ポイント台半ばを目指すようだと、USD/JPYは110円を超えて更に上昇する展開の可能性も生じます。

分かり易い所ではUSD/JPYが節目価格の110円に乗るのか、また乗ったとしてその価格を維持できるのか、という部分が注目されます。

まとめ

先週のイギリスのEU離脱騒動は為替の値動き的には、大山鳴動して鼠一匹、という状態となりました。しかしながらまだイギリスがどのような形でEUを離脱するのか、まだ何も決まっていません。今週21日のメイ首相の議会報告で第二幕が上がることになるので、当面イギリスのEU離脱騒動は継続すると考えられ状況のフォローが必要です。

イギリスの問題がクローズアップされていますが、実はアメリカでも政府の一部閉鎖問題が長期化しており、徐々に問題視され始めています。

今週の月曜21日はイギリス、アメリカいずれも注意が必要となります。週の最初からつまずかぬよう注意したいものですね。

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