ソフトバンク(株)上場

ソフトバンク(株)上場

ソフトバンク ipo

12月19日にソフトバンクグループの子会社「ソフトバンク」の上場が決まりました。

ソフトバンクは国内通信事業を主とする会社で、NTTドコモ・KDDIと並び三大キャリアの一つなのでご存知の方も多いと思います。

白い犬のお父さんでおなじみのCMを流している会社ですね。

 

何故注目が集まっているかというとその規模の大きさです。

ソフトバンクグループ(親会社)の売り出し調達額は約2.6兆円に上り、1987年のNTT上場時(約2.3兆円)を上回る過去最大の規模となります。

 

配当も利回り5%という高配当で、主幹事も野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券の6社による共同主幹事という豪華な面々になっています。

各社とも顧客は勿論、CMやネット広告、ダイレクトメール等で株をやっていない層にもこの機会に口座開設をしましょう!とアピールしており、今年最後で最大のIPOはまさにお祭り騒ぎになっています。

 

上場に暗雲?公募割れの可能性は?

そんなお祭り騒ぎだったソフトバンクIPOですが、次々に不安材料も出てきます。

 

大規模通信障害の発生

12月6日ソフトバンクのスマートフォンがネットワークに繋がらなくなる大規模通信障害が発生しました。

原因は機器を納入していたエリクソンの技術的な要因と発表されましたが、ソフトバンクは過去にも大規模な通信障害を起こしており、ユーザーの間ではまたかと失望が広がりました。

また、完全復旧まで時間を要し、その後正式な謝罪もなかった事もソフトバンクの対応を疑問視する結果になってしまいました。

IPO申し込み開始日から間もなくの出来事だったので抽選を待たずキャンセルした投資家も多くいたようです。

軟調な日本株式市場

これはソフトバンクの問題ではありませんが、米中貿易摩擦の影響で最近の日本株式市場は軟調な相場になっています。

通常、市場が軟調なほどIPOに集まるとされますが、これほど市場が軟調だと初値を付けた後の買い支えが弱く、下落するのではないかという懸念が広がっています。

応募倍率は1.1倍?当選者続々

証券各社の積極的な営業もあり、抽選までまだまだお祭りムードでしたが日経新聞電子版に「ソフトバンクIPO、応募倍率1.1倍程度か」という記事がでました。

1.1倍といえばかなりの確率で当選することになります。

事実、SNSには当選画面のスクリーンショットと共に「一万株当選!」「五千株申し込んで四千株当選した!」など大量当選の報告が次々と上がりました。

補欠当選者もかなりの数がいるようです。

SNSの情報を鵜呑みにするのは危険ですが、筆者の周りをみてもIPO初挑戦で当選した方が多くいます。

またSBI証券では最初100株当選だった人が翌日に200株当選に繰り上がるという事象も起きており当選者から不安の声が上がっています。

 

公募割れの可能性は?

ここまで不安材料を挙げてきましたが、初値で公募割れの可能性は低いと思います。

様々な不安材料がありましたが、各証券会社も大規模な宣伝をした手前、公募割れしてしまうと沽券に関わる為、6社の威信にかけて初値で公募割れは阻止してくると思われます。

しかし、その後は売りに押され、一旦底を探る展開になると予想されます。

IPOに申し込まなかった人も公募価格である1500円を割ったところで買おうと考えている人も多くいる様子なので、初値を付けてからしばらくは利確売りVS買いの戦いになりそうです。

 

19日以降の株式市場の予想は?

19日はソフトバンクに資金が集中する可能性が高く、ストップ高・安で張り付くようなことがなければ他の銘柄には資金が回らず値動きが緩やかになると予想されます。

また機関投資家の売り仕掛けも予想されるため、今週はソフトバンクの値が落ち着くまで個別銘柄の値動きは緩慢になりそうです。

 

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