ドルインデックスの方向に注目、2月3日の週の為替市場

ドルインデックスの方向に注目、2月3日の週の為替市場

ドルインデックスの方向に注目、2月3日の週の為替市場

先週のイベント週が一変、今週は注目するべき大きなイベントのない週となります。

しかしながらFOMC後にドルが売られた結果、USD/JPYやGBP/USDなど節目価格に近付いた通貨ペアが見られます。

ドルインデックスの値動きを注視しながら、節目価格を迎えている通貨ぺアの方向性に注意が必要とされる週となります。

先週の振り返り

イギリス議会でのEU離脱方針決定、FOMC後のFRBの政策スタンスの変更表明、米雇用統計での好調な米国経済の再確認と、先週はイベント盛りだくさんの週となりました。

中でも注目されたのはFOMCで明らかになった、FRBの政策スタンスの変更です。金利引き上げの棚上げのみならず量的緩和縮小も見直しにスタンスを変えており、今後の株式市場の上昇の期待感を抱かせる結果となりました。

ただし利上げの棚上げと今後の株高への期待感から米ドルが売られる流れとなり、ドルインデックスがFRBパウエル議長の声明発表とともに下落。FOMC前には昨年の秋の水準にまで上昇していたドルインデックは下落し、1月初旬の安値水準付近にまで下落しました。

・ドルインデックス日足チャート

個別通貨で見ると特にUSD/JPYはドルが下落の中で、1日の雇用統計後に円が売られる流れとなり、再び円安に動き109.5円台を回復。結局週のスタート地点に値が戻り週の取引を終えることになりました。

・USD/JPY4時間足チャート

今週の為替市場

今週は6日(水)に米ISM非製造業景況指数など多くの指標発表はありますが、先週のような大きな注目を浴びるイベントは予定されていません。

ただし先週の欧州の指標発表から、欧州の景気状態について弱さが注目され始めており、今週も欧州指標で弱い数字が発表されると、ユーロが売られる展開が生じる可能性があります。(EU離脱目前のイギリスより、大陸欧州の景気が先に弱くなるという皮肉な事態となりつつあります)

個別の通貨ペアでは109.5円台に位置して、110円目前のUSD/JPYの行方が注目されます。先週は110円突破のトライこそありませんでしたが、既に1月に3度の110円突破のトライを実施しています。

FOMC後にドルが売られる中でのUSD/JPY上昇であり、相対的にドルより円が安い状態と言えます。今後ドルが反転してドル買いにより、USD/JPYが110円を目指すことになるのか、円が買われてUSD/JPYの下落を招くことになるのか、いずれになるのか注目されます。

またGBP/USDも1.32ドル台のサポート&レジスタンスに取りついている状態であり、今後の方向が注目されます。イギリスはEU離脱騒動の新しい幕が2月から始まりますが、金融市場は合意なき離脱はない、という点を織り込み1月半ばから上昇を続けています。

・GBP/USD日足チャート

1.32ドル台のサポレジで一旦下落した形となっている中で、今後のEUとの離脱交渉が難航し合意なき離脱の可能性が高まると、これまでの相場が逆回転し下落に向けた値動きを見せる可能性があります。イギリスとEU間の交渉状況の確認とともに、GBP/USDの値動きの行方も注目されます。

まとめ

今週は先週程注目されるイベントの予定はないものの、個別の通貨ペアでは先週のイベント後の値動きを受けてUSD/JPYやGBP/USDのように節目価格付近に位置する通貨ペアが存在しています。よって節目価格を経て、その後の値動きが上下いずれに進むのか注目されます。

FOMC後にドルは下落したものの、週末に向け若干上昇しています。それでもドルインデックスは、1月安値の更新が射程圏内に入る水準に位置しています。95ポイント台の1月の安値水準を下に抜けるようだと、ドルストレート通貨が一気にドル安に走る可能性は認識しておいて損はありません。

今週の為替市場は、ドルインデックスの値動きに注意を払いながらの取引が求められることになるのではないでしょうか。

以上

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