USD/JPYに値動きは戻るのか?2月10日の週の為替市場

USD/JPYに値動きは戻るのか?2月10日の週の為替市場

USD/JPYに値動きは戻るのか?、2月10日の週の為替市場

中国の春節の影響か、先週のUSD/JPYは週の値幅が約70pipsとなり値動きが生じませんでした。ドルが強い上昇を見せる中で円も上昇して、USD/JPYは値動きを消した状態です。

値動きが少なくなった後には、大きな値動きが生じる事があります。今週はUSD/JPYが値動きを取り戻す事ができるのか、という点が注目されます。

先週の振り返り

前の週のイベントが多く、先週は殆ど重要なイベントがなく、為替市場はイベントを契機とする値動きが生じない週となりました。特にUSD/JPYはボラティリティが消えた週となってしまいました。

先週は中国の春節の休みに該当しており、中国人投資家の為替市場への影響力も感じざるを得ません。

ただし他の通貨ペアではEUR/USDが概ね平均の約140pips、AUD/USDが約200pipsと平均以上の値動きを見せており、USD/JPYを中心に取引を行う日本人投資家には、ボラティリティがなく取引が難しい週となりました。

ドルインデックスが1月以降の下落分を取り返す

先週の特徴的な値動きを見せたのはドルインデックスとなります。ドルインデックスは先週全ての日で上昇しました。

ドルインデックスは1月25日以降FOMCに向けて下落していましたが、その下落分を全て回復。更には1月24日の高値を更新しました。その結果、昨年秋より続く高値圏でのレンジ相場のゾーンの下限にタッチしています。(11日も上昇し、レンジ相場の中に完全に突入)

ドルインデックス日足チャート

昨年秋からの高値のレンジ相場に再び取り付くのか、それとも1月下旬のように再び下落に転じるのか、注目される値位置にいます。

今週の見通し、USD/JPYは一気に動くのか?

今週は11日(月)が日本は建国記念日の祝日、また大型の経済イベントは予定されていません。尚、イギリスはブリグジットの方向性に引き続き注意が必要です。

そして注目されるのは、週の変動が約70pipsと殆ど値動きを消したUSD/JPYに値動きが戻るのか?、という点。値動きの無い相場が続いた後は一気に相場が走るケースもあるため、値動きが戻ると先週から一転し、一気に動く可能性があります。

USD/JPYは109.5円台~110.1円台のレンジ相場を先週は形成しました。11日(月)に110.4円にまで上昇して上方ブレイクしましたが、上方ブレイクが定着するのか注目されます。

USD/JPY4時間足チャート

USD/JPYは日米の金利差を踏まえると、足元は日本国債が米国債に比べ強い状態となっており、USD/JPYは日米金利差に追いついていない状態です。金利差の観点ではUSD/JPYは下落を示唆している点は、留意する必要があります。

JPY/USD(ローソク足)と日米2年債の金利差(ライン)の4時間足チャート

先週はドル=ドルインデックスがひたすら上昇した1週間となりました。そんな中でもUSD/JPYはレンジ相場であり、通貨強弱の観点ではドルも上昇した一方で円も上昇した週となっています。よってドルか円のいずれが反転すれば、USD/JPYは一気に値動きが生じます。

ドルはドルインデックスの値動きを見ることで方向性の把握ができます。よって今週はUSD/JPYの取引を行う場合、これまで以上にドルインデックスの値動きに注目する必要があるのではないでしょうか。

まとめ

ユーロ圏は景気後退がイタリアで現実のものとなっており、EURはファンダメンタル要因での値動きが生じています。またAUDも中国経済の後退を背景に値動きが生じています。

敢えて値動きのない通貨ペアで取引を行う理由はありませんが、それでも日本人投資家の多くがUSD/JPYでの取引を行っているの現実があります。

今週はUSD/JPYに値動きは戻るのか、という点に注目したいと思います。

以上

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