昨年の高値圏に戻ったドルインデックスの現在の考え方について

昨年の高値圏に戻ったドルインデックスの現在の考え方について

昨年の高値圏に戻ったドルインデックスの現在の考え方について

ドルインデックスが1月31日から8連騰を見せました。為替市場ではドルが一強の様相を見せています。

昨年秋から続く高値圏でのレンジ相場に取り付いた形となったドルインデックスについて、足元の状況を振り返ってみました。

ドルが買われる、ドルインデックスは8連騰

2月は米国株式市場の上昇に合わせて、ドルが買われる流れが続いています。ドルの他通貨に対する相対的な強さが分かるドルインデックスは、1月31日以降8連騰しました。

・ドルインデックス日足チャート

それまでは、昨年秋から続く高値圏でのレンジ相場を下にブレイクしつつあったドルインデックスでしたが、1月31日からの8連騰で再び高値圏でのレンジ相場に逆戻りしています。

米国の株式市場も上昇しており、ドルの上昇と株価の上昇のセットは、トランプ大統領の就任後にスタートとしたトランプ相場を思い出させます。さすがにトランプ相場のような長いトレンド継続は無理としても、ドルインデックスは昨年の高値圏を上方ブレイクするような値動きとなるのでしょうか?

金利面からはドルは買われやすい状況にある

高金利通貨=資源国通貨、というイメージが今も一部ではありますが、主要国の政策金利は現在下記となっています。

米国 2.50%

日本 0.10%(無担保コール翌日物)

ユーロ圏 0.00%

イギリス 0.75%

カナダ 1.75%

オーストラリア 1.50%

ニュージーランド 1.75%

南アフリカ 6.75%

12月に米国は利上げをしており、その結果政策金利は2.50%となっています。その2.50%という政策金利は、南アフリカのような高金利の新興国を除くと、先進国・資源国の中で最も高い水準です。

世界の基軸通貨であるドルが他の先進国通貨に比べて金利が高い状態であれば、金利を求めてドルは買われやすくなります。2月のドルの上昇継続は単に政策金利だけで説明がつくものではありません。しかしながら金利の観点では、ドルが買われやすい地合いの存在を認識する必要があります。

レンジ相場が継続中のドルインデックス

下方向にブレイクすると見せかけ、再び上昇に転じたドルインデックスですが、実は長い目で見るとレンジ相場が継続しています。

下記が月足のドルインデックスチャートです。

・ドルインデックス月足チャート

月足で見ると昨年10月と11月の上昇後、両月の値幅の範囲内での値動きが継続しています。2月に上昇したとはいえ、10~11月の値動きの範囲内での上昇であり、レンジ相場内の値動きと言わざるをえません。

よってドルインデックスは97.6ポイントの上方ブレイク、94.7ポイントの下方ブレイクが明確になされて初めて新しいトレンドが生じる状態です。

2月12日は日足で陰線となり、ドルインデックスの8連騰は96.7ポイントの水準で終了しました。本水準は昨年11月以降続いた高値圏でのレンジ相場の下限付近となります。

ドルインデックスは、レンジ相場の中にあるレンジ相場に戻った状態です。まずは昨年11月から続くレンジ相場の中で再び値動きを止める事になるのか、という点が注目されます。そしてその後は、97.7ポイントの上の水準のレンジ相場上限を突破できるのか、という点が注目されます。

まとめ

ドルインデックスにトレンドが生じている時は、ドルインデックスのトレンドの出ている方向にドルストレートペアのトレードをすることで、比較的容易にトレードは成功します。一方でドルインデックスがレンジ相場を形成の場合は、ドルストレートペアもレンジ相場を形成する傾向があり、トレードは簡単ではありません。

ドルインデックスが8連騰したとはいえ、レンジ相場内の値動きであり、その上昇に乗ることは簡単ではなかったと言えます。

長い目で見るとドルインデックスは現在もレンジ相場の中にある、という視点を忘れずにUSD/JPYやEUR/USDなどのトレードに臨みたいものですね。

以上

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