19.2.18ドルインデックスは上下どちらに抜ける?、2月17日の週の為替市場

19.2.18ドルインデックスは上下どちらに抜ける?、2月17日の週の為替市場

ドルインデックスは上下どちらに抜ける?、2月17日の週の為替市場

先週はUSD/JPYが一時111円に到達し、日経平均は21,000円を回復しましたが、両者いずれもその後下落しています。

また米国の株式指標は好調ながら、これまで揃って上昇したドルインデックスは高値圏でレンジ相場を形成中です。

ドル/円の111円復帰にも大きな影響を持つ、ドルインデックスの今後の行方が注目されます。

先週の振り返り、111円に到達後下落したUSD/JPY

大きなイベントの無い先週でしたが、その中でUSD/JPYが111円に到達。また日経平均がダウ平均などの米国指標の上昇に比べると出遅れていましたが、先週21,000円を回復。日経平均とほぼ同じタイミングで、USD/JPYは111円を回復しています。

ただしその後、両者いずれも下落しUSD/JPYは110.3円台で取引を終了。週足で見ると比較的長めの上ヒゲを形成した陽線となりました。

・USD/JPY週足チャート(画像はmt4、以下特に記載無い場合は同様)

また原油価格(WTI)が節目価格の55ドル台を回復するのみならず、15日(金)に56ドルに突入して週の取引を終了。米国の株式市場ではダウ平均が15日(金)に+400ドルを超える上昇を見せており、昨年末からの原油価格と株式市場の連動が継続中です。

ただし2019年に入り米国株式市場と連動する形で上昇したドルインデックスは、天井圏でのレンジ相場を形成しています。昨年秋からの天井付近のレンジ相場に位置するものの、米国株式市場や原油市場のような上昇とはなりませんでした。

今週の為替市場、ドルインデックス行方に注目

今週18日(月)の米国はプレジデント・デーで祝日です。米国の株式市場は3連休を前に、大幅に上昇したことになります(ダウ平均+443ドル)。よって金融市場の実質的なスタートは19日(火)からとなります。

指標発表としては大型の指標はありませんが、20日(水)にFOMC議事録の公表があります。

今週の注目点としては、ドルインデックスの方向性があります。先々週の連日の上昇を経て、先週は高値圏でのレンジ相場を形成し、次の動きのためのエネルギーを溜めている状態です。

・ドルインデックス日足チャート

今後再度上昇し昨年秋からの高値圏をブレイクするようなら、USD/JPYは111円の回復そして更なる上昇の可能性が高まります。また安値圏でレンジ相場を維持しているEUR/USDは、再度下落に走る可能性が生じます。ドルインデックスが高値圏でレンジ相場を形成していることで、ドルストレートペアは明確な方向性が出にくい状況にあります。よって現在の水準を上下いずれかの方向にブレイクすると、ドルストレートペアにも明確な方向が生じる可能性が高い状況です。

尚、現在のドルインデックスは相場が反転する際に生じることのある、ハーモニックパターン(Bat=コウモリのパターン)が生じています。逆張り指標なので一気に上昇してパターンが崩れるケースもありますが、反転の注意を要する場面ではあります。

・ドルインデックス日足チャート(画像はTradingView)

またイギリスのEU離脱交渉について、完全に交渉が暗礁に乗り上げています。メイ首相としては現行の離脱案か合意なき離脱かの二者択一を議会に迫る状況に向かいつつあります。メイ首相は議会のコントロールができず、イギリスのEU離脱問題は、意外な方向に転がりかねなりリスクが徐々に高まっています。合意なき離脱は回避される、という基本的な方向に変化はありません。しかしながら来週26日(火)がイギリス議会の最終決定期限であるため、それに向けて今週様々な動きが予想されるため、注意が必要となります。

まとめ

ドルインデックスは1月の下落の際、高値圏から下落しそのまま下落する、とのシナリオも考えられましたが、結果的には行って来いとなりました。ただし現状では再び高値圏のレンジ相場には戻ったものの、そこから先の値動きは生じていません。

レンジ相場から離れる際は大きな値動きが生じることが多くなります。またドルインデックスは、各ドルストレートペアの値動きに大きな影響を与えます。ただし高値圏でのレンジ相場が当面続き、ドルストレートペアもしばらくレンジ相場が継続する可能性もあります。

高値圏のレンジ相場に位置するドルインデックスの方向性に注意しながら、USD/JPYやEUR/USDなどのドルストレートペアの値動きをフォローしたいと思います。

以上

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