仮想通貨ブームを終わらせたコインチェック事件

仮想通貨ブームを終わらせたコインチェック事件

仮想通貨ブームを終わらせたコインチェック事件

Cryptocurrency
MichaelWuensch / Pixabay

2017年空前の仮想通貨ブームが訪れました。

仮想通貨の代表格と言われる「Bitcoin」は一時200万円を超えるなど加熱した相場が続き、一億円以上稼いだ「億り人」といわれる人たちも出現しました。

仮想通貨業界に衝撃をあたえた事件

仮想通貨は購入後、自分で保管するか取引所に預けるかして保管します。

大多数の人は取引所に預けて保管していましたが、その取引所から仮想通貨が盗まれるという事件が発生しました。

事件1.コインチェックショック

コインチェックという取引所からNEMと呼ばれる仮想通貨200億円分が盗まれるという事件が発生しました。

夜中にもかかわらずコインチェックはすぐに会見を開き今度の対策を発表しました。

この事件によりコインチェックでは仮想通貨の取引および引き出し・預け入れの無期限中止が発表されました。

この事件によりNEMはもちろんのこと、ビットコイン含む他の通貨も大暴落を記録しました。

甘いセキュリティー体制

会見で露呈したのは数百億円もの仮想通貨を預かっているとは思えないほどずさんなセキュリティーでした。

通常オンラインから隔離した「コールドウォレット」と呼ばれる場所に保管しますが、コインチェックではオンラインにつながる「ホットウォレット」で保管しており、ハッキングにより盗まれてしまった訳です。

また、仮想通貨の残高が減った場合アラートが鳴るシステムがあったと会見で説明していましたが、実際は残高がほぼ0になってからアラートが発動するという何の意味もないものでした。

何も把握できていない経営陣

コインチェックは夜中緊急会見を開きましたが、内容はNEMが盗まれたという報告だけで今度の対応や原因、役員の処分など調査中・協議しますを繰り返すばかりで結局なにもわからない会見になってしまいました。

この不透明な会見は投資家不安をさらに煽ることになってしまいました。

事態の重要性がわかっていない社員たち

会見に先立ち、取材陣がコインチェック本社前に張っていましたが、社内から笑い声が漏れる一面がインターネットで配信され、自分の仮想通貨が今後どうなるか不安で眠れなかった投資家の怒りを更に増す事になってしまいました。

事件発覚前まではホームページに社員の顔写真を載せていましたが事件後該当ページが削除され今は閲覧できない状況になっています。

事件後

コインチェックは盗まれたNEMを88.5円のレートで利用者に返還すると発表し、その後現金で利用者に返還されました。

しかしすでに全仮想通貨で下落が始まっており、Bitcoinも200万から100万円近くまで急落し、現在は40万円ほどまで下落しています。

200億円もの金額を利用者に返還できたことは奇跡的でしたが、世間には「やっぱり仮想通貨は危ない」という印象を与えてしまいました。

現在も仮想通貨取引所は多数ありますが、これから取引する方は取引所に預けるのではなく、アプリを使うなどして自分で保管したほうが懸命です。

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