仕手筋にのって稼ぐには?
基礎編で仕手筋のやり方を解説しましたが、仕手株は最終的に焼野原となってしまう事が多いです。
仕手筋は同じ銘柄を目標にすることがないので新しいIRがでない限り高値を更新することが困難です。
そのため通常、仕手株にはかかわるなというのがベターですが、うまく利用できれば短期間に利益を上げることができます。

仕手の初動を感知する
株価がジワジワと上がってくる初動を感知できれば利益を上げられる可能性が高まります。しかし常に仕手の動きを監視している人ならともかく、様々な銘柄を監視している投資家はなかなか初動の感知は難しいと思います。
SNSやメディアで取り上げられている銘柄を監視する
全てではありませんが話題になっている株の中に仕手株が紛れている可能性があります。
とくに好決算などの好材料なしに噂で株価が上がってきた企業があれば可能性は大です。
解説書にのっている様な綺麗な押し目を作りながらのチャートになっている企業がないか確認しましょう。
仕手株らしき株を見つけてもジャンピングキャッチは厳禁!
噂を聞きつけ投資家の買いが集まると株価が高騰します。
「自分も乗り遅れるものか!」と焦って買うのは危険です。
仕手筋が既に売り抜けている場合、買った株価には二度と戻らないかもしれません。
まずは押し目を待ち、チャートを今一度見直し、とんでもない高値で買おうとしているのではないか確認します。
その際、月足や週足で見ると分かりやすいです。
仕手株は長期保有でなく短期取引で!
どんどん上がる株価を見て「まだ上がるかも!」と売り時の判断が難しい場合があります。
しかし、仕手株の終焉は突然やってくるので利益がでたらどんどん利確していきましょう。
信用取引を利用していれば、再度押し目で入り短期売買すれば一日で何度も利益が出せます。
ただし購入株数は少なめのほうが身軽になりますので、いつもより少なめを意識しましょう。
逆指値の使い方にご注意
株の基本としてリスクヘッジの為、逆指値を入れておくというものがあります。
損切りを行う事で更なる損失を防げますが、仕手株の場合逆効果になることがあります。
仕手筋がまだ玉(株)を集めたいと考えている時、板に並んでいる注文を見て意図的に大量の売りを入れ、投資家に損切りさせ更に玉を集めることがあります。
しかし、急落に対応するためにも逆指値の設定は有効なので板を見ながら随時、逆指値の数字をずらしていくと有効です。
できれば板に表示されない範囲で設定しておくと有効だと思います。