注目!2013年から続くレンジ相場の上限水準に到達した金価格

注目!2013年から続くレンジ相場の上限水準に到達した金価格

注目!2013年から続くレンジ相場の上限水準に到達した金価格

Gold
Stevebidmead / Pixabay

昨年秋から上昇が続く金価格が、2月19日に大きく上昇しました。その結果、2013年から続くレンジ相場の上限水準に到達しています。

過去、何度もはね返されたレンジ相場の上限で、今回はどのような値動きを見せるのでしょうか?

金の過去の価格を振り返りながら、現在の価格についてチャートを用いて考えてみました。

昨年秋から続く金の上昇

リスク回避資産として知られている金(以下、XAU/USD)ですが、金融市場では金融商品に準ずる扱いをされています。現物を有していれば価値が下がりにくい金は金融危機等が発生すると、安全資産として買われる=価格が上昇する傾向にあります。

2019年に入り米国株式市場の回復が知られていますが、金価格は秋以降一貫して上昇が継続しています。

・金価格(XAU/USD)の週足チャート

1月からの米国株式市場の上昇により、リスク回避資産の金は売られる可能性もありました。しかし上昇を続けており、株価と相関する値動きで、リスク回避資産らしからぬ値動きを見せています。

2013年から続くレンジ相場のほぼ上限に到達

昨年秋から続く金価格の上昇ですが、月足の長期視線で見ると2013年以降続くレンジ相場のほぼ上限に達したことが分かります。尚、月足では足元は4本連続陽線の中で2月も陽線で終わる可能性が高く、5ヶ月続けての上昇が見込まれます。

・金価格の月足チャート

そして現在のレンジ相場の上限水準は、2013年以降、複数回の上方ブレイクを試みて跳ね返されています。

チャートパターンとしてはペナントを形成

金価格はチャートパターンではペナントを形成しています。レンジ相場の上限の1,300ドル台のラインに加え、2015年と2018年の安値のラインを結ぶと三角=ペナントのパターンが現れています。

ペナントパターンを形成中の相場は、レンジ相場を意味します。金価格は2013年の高値と2015年の安値の間の値動きを、現在に至るまで続けています。

またペナントパターンは、パターンが崩れる際に大きな値動きが生じるケースが多いと言えます。ただしパターンがどのように崩れるかは、ケースバイケースです。

現状では上方向に向けて動いている金価格ですが、それのみでペナントパターンが上方ブレイクすると早合点するのは非常に危険です。下記の様に上方ブレイクすると見せかけて、一気に下落するケースは、様々な金融商品で目にすることができます。

・金価格の月足チャート

1,300ドル台後半はフィボナッチ・リトレースメント38.2%も存在

金価格のレンジ相場の上限は、直近の高値と安値に引いたフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準とも重なります。

・金価格の月足チャート

リトレースメント38.2%の水準は、一般的に3割戻しと言われる水準です。その後同じ方向に進むにせよ反対方向に進むにせよ、大きな値動きが生じるケースが多いと言えます。

リトレースメント38.2%まであと一歩の水準ですが、次に同水準付近にまで近付けば3度目のブレイク挑戦となります。サポート&レジスタンスは3度目以降のブレイク挑戦で崩れるケースが多いため、次にタッチする際は大きな値動きが生じる可能性があります。

フィボナッチの観点でも、レンジ相場上限での金価格の値動きがどのようなものとなるのか、注目されます。

まとめ

最終的に金価格がレンジ相場の上限でどのような値動きを見せるのかは、現段階では分かりません。しかしながら昨年秋以降の金価格の上昇によって、金価格は節目価格に位置している、という認識は必要です。

株価の上昇に合わせて金価格も上昇という、リスク資産としては若干イレギュラーな値動きを見せている金価格。堅調な株式市場との相関する値動きがどのようなになるかも含め、今後の行方が注目されます。

以上

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