物別れに終わった2度目の米朝首脳会談を受けて下落した韓国総合株式指数(KOSPI)

物別れに終わった2度目の米朝首脳会談を受けて下落した韓国総合株式指数(KOSPI)

物別れに終わった2度目の米朝首脳会談を受けて下落した韓国総合株式指数(KOSPI)

ベトナムで行われた2度目の米朝首脳会談は、何ら得るものがないまま実質的に決裂しました。しかしそれ程期待感を抱いていなかった金融市場は、米朝首脳会談後も大きな変動は生じていません。

ただし韓国株式市場は、物別れに終わった米朝首脳会談を受けて急落しています。韓国の株式市場を代表する韓国総合株式指数(KOSPI)のチャートを振り返ってみました。

物別れに終わった2度目の米朝首脳会談

ベトナムで2月27~28日に2度目の米朝首脳会談が開催されました。北朝鮮非核化の進展が期待されましたが、結論としては物別れに終わり、北朝鮮非核化のハードルの高さが再認識されました。

2日目の会談は予定を2時間早く終わり、ワーキングランチもなくなり、実質的に交渉は決裂した状態です。

しかしながら金融市場は、そもそも米朝首脳会談での具体的な成果に懐疑的でした。また目下の所は米中貿易交渉が市場のテーマとなっており、米朝首脳会談での交渉決裂は世界の金融市場に殆ど影響を与えませんでした。

それでも物別れに終わった米朝首脳会談に、大きな影響を受けた金融市場があります。それが韓国の株式市場です。

韓国総合株価指数(KOSPI)が急落

物別れに終わった米朝首脳会談を受けて、韓国総合株価指数(KOSPI)は急落しました。

・韓国総合株価指数(KOSPI)日足チャート(チャート画像はTradingView、以下同様)

KOSPIも今年1月から上昇トレンドとなりましたが、2月はレンジ相場を形成。米朝首脳会談前は徐々に上昇に向けた値動きも見られましたが、交渉決裂を受け大きく下落。

それまで2月の月足は短いながら陽線を形成していましたが、2月28日の最終日の大幅下落で、KOSPIの2月の月足は陰線となってしまいました。

韓国政府は、米朝首脳会談を契機に対北朝鮮との関係改善を更に進めたい、との意向もありましたが、話は全て振り出しに戻ることになりました。

日米ともに金融市場は米朝首脳会談を殆どスルーしている状態でしたが、韓国市場は期待感を持って米朝首脳会談の行方を見守っていた状態です。

サポート&レジスタンスの節目価格に位置するKOSPI指数

普段は殆ど馴染みのない韓国総合株価指数(KOSPI)ですが、2月28日の急落後の株価の値位置は、過去のサポート&レジスタンス(サポレジ)の節目に位置しています。

下記はKOSPI指数の週足チャートです。

・韓国総合株価指数(KOSPI)週足チャート

KOSPI指数の現在位置する2,200ポイント付近は、2007年以降機能しているサポレジとなります。チャートを見ると教科書に出てくるような、非常に分かりやすいサポレジが形成されています。

2018年1月をピークに下落が続いているKOSPI指数ですが、2,000ポイントを12月に割った後、日米の株式市場同様にリバウンドにより2,200ポイントを回復しました。

そして米朝首脳会談決裂を受けての急落で、サポレジの2,000ポイント付近に再び取り付いた形です。そして今後再び下落に向かうのか、サポレジ転換で上昇に向かうのか、非常に興味深い値位置にいます。

まとめ

初回の米朝首脳会談もそれほど金融市場に対する影響はありませんでしたが、決裂となった2度目の米朝首脳会談は、それ以上に金融市場からは距離が置かれていました。しかし韓国総合株価指数(KOSPI)は、交渉の決裂を受けて急落しました。

ただしKOSPIチャートを見ると、綺麗なサポート&レジスタンスを形成しています。

日頃殆ど馴染みのない韓国株価指数(KOSPI)ですが、チャートパターン的に今後の行方は非常に興味深い状態です。

チャート分析の観点から、KOSPI指数が2000ポイントをどのような形で離れるのか見守りたいと思います。

以上

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