株取引を非課税で!NISA活用で賢く節税!!

初めて株を買い、含み益になったので売却!ワクワクして実現損益を確認してみるとなんだか少ない…なんて経験がある方もいると思います。
これは特定口座で取引している場合、証券会社で税金を引いて返金するためです。
株にかかる税金とは?
株取引には20.315%の税金がかかります。
内訳としては所得税15.315%、住民税5%となっており、20%程の税金は利益が多ければ多いほど重くのしかかります。
非課税にできる制度がある!
そんな痛い税金ですが、政府も「貯蓄から投資へ」と投資を推進しており、2014年1月に投資を推進する目的で投資家向け優遇制度が誕生しました。
この制度は条件付きで非課税にできる制度であり、耳にした事のある方も多いであろうNISA(ニーサ)と呼ばれる制度です。
NISAとは?
NISAとは簡単に言うと年間120万円まで非課税になる制度です。
条件や注意事項もありますが投資を行う上で有利な制度なのでぜひ活用していきましょう。
NISAの注意点
投資家にとって非常に有益な制度ですが注意点もあります。
NISA口座が開けるのは一人一社のみ
非課税枠が沢山ほしい!といってもNISAは一人一口座しか開設できません。
そのため証券会社選びは重要です。
普段使っている証券会社にするかNISA口座を開くことで特典がもらえる会社もありますのでどちらにするかは自由です。
NISA枠は埋まっていくのみ
例えばNISA枠を100万円まで使った場合、50万円分を売却しても残りのNISA枠は20万円のままです。
もし120万円分購入してしまったら来年まで待つしかありません。
NISA枠を広げようと急いで売却しても買った分の枠は埋まったままですので注意しましょう。
損益通算ができない
通常の口座であれば利益と損失を相殺し、減税できる損益通算が利用できますがNISAでは損益通算は利用できません。
NISAを利用して更なる減税を!と考えていた方は注意が必要です。
NISAの有効活用
NISAでは短期売買よりも長期保有が有利です。
120万円の非課税枠は短期売買ではすぐに埋まってしまい、非課税の恩恵を最大限活かしきれません。
そこでおすすめなのが投資信託や配当金が高い株の長期保有です。
投資信託の場合、分配型と再投資型がありますが、分配型は手数料が高いため再投資型がおすすめです。
まとめ
NISAはまだまだ始まったばかりの制度なのでいつまで続くかも未定ですが、利用しない手はありません。
先述したとおり、NISAの活用法でおすすめなのは短期売買ではなく長期保有です。
配当金を受け取るも良し、株主優待狙いも良しです。
NISAは各証券会社のホームページから申し込めますので各証券会社で特典を比べてみるといいでしょう。