AUD/USDはペナントブレイクなるか?フラッシュクラッシュ時を除く直近安値を更新

  • 2019.03.07
  • FX
AUD/USDはペナントブレイクなるか?フラッシュクラッシュ時を除く直近安値を更新

AUD/USDはペナントブレイクなるか?フラッシュクラッシュ時を除く直近安値を更新

足元でチャートパターンとしてはペナント(三角持ち合い)を形成しているAUD/USDが、3月6日にフラッシュクラッシュ時を除く、直近安値を更新しました。AUD/USDはこのままペナントブレイクとなるのでしょうか?

AUD/USDの直近の状況について、チャートの観点から確認致しました。

AUD/USDがフラッシュクラッシュを除く直近安値を更新

1月3日に主にUSD/JPYで発生したフラッシュクラッシュは、為替市場で大きな話題となりました。フラッシュクラッシュ時にUSD/JPYが大きく動いたことは知られていますが、AUD/USDやAUD/JPYといった豪ドル通貨ペアも大きな値動きを見せました。

そのフラッシュクラッシュ時の大幅な下落を除くと、AUD/USDは3月6日に直近の安値を若干更新しました。中国経済の影響が大きい豪ドルですが、AUD/USDは重要な節目価格に位置しています。

・AUD/USD日足チャート

2018年10月から続くレンジ相場の下限に到達

AUD/USDは2018年10月からレンジ相場を形成しています。0.7ドル半ばがサポートとなり、相場を下支え。フラッシュクラッシュで急落しましたが、サポートの水準を1日で回復し、更にその後上昇に転じています。

しかし1月に0.72ドル台にまで上昇したAUD/USDは、2月は下落が継続。そして2月27日から6日連続陰線となる下落を見せ、3月6日にフラッシュクラッシュ時を除く直近安値を更新しました。

現在のAUD/USDの値位置はレンジ相場の下限に位置しており、ここから先は反転するか下落トレンド入りするか、重要な局面を迎えています。

ペナント形成が続く可能性も

0.7ドル台半ばがサポートとして機能して、レンジ相場を形成しているAUD/USDですが、チャートパターン的にはペナントを形成しています。

・AUD/USD日足チャート

底値がサポートされて高値が切り下がるチャートが形成されつつあり、典型的なペナント状態です。ペナント=三角持ち合い、とも言われるようにペナントパターンはレンジ相場の代表例です。

チャートを俯瞰すれば、下落トレンドの中でのペナント相場を形成しており、再び下落に向かう可能性が高いとチャートからは見受けられます。ただし、ペナント自体は相場の方向性を示さない、という点の理解は必要です。

またペナントの上値の切り下げラインとサポートのラインからは、ペナント状態が継続するケースも考えられます。よって今回の直近安値の更新は一時的なものに留まり、再びレートがペナント内に入り、レンジ相場が継続する可能性もあります。

いずれにしてもAUD/USDは下落トレンドにある中で、底値圏でチャートパターン的にはペナントを形成中、ということがチャートから分かります。

尚、ペナントブレイクは多くの投資家が注目しています。しかし投資家の多くが注目するため逆に仕掛け的に、不可解な値動きを見せるケースも多くあります。特にペナントブレイク初動は、素直に乗るとダマシに合うケースがあるので注意が必要です。

0.68ドル付近にもサポートが存在

週足で見るとAUD/USDは2015年以降、底値付近でレンジ相場を形成しています。よって長期視点では、更なる下落でも0.68ドル付近までの下落なら、サポート&レジスタンスの範囲内での値動きと言えます。

・AUD/USD週足チャート

中国経済の減速とそれに伴うオーストラリア経済の減速、そして豪中央銀行のハト派姿勢を受けて、豪ドルの下落が続いています。

フラッシュクラッシュがあっても以前の値位置に戻ったAUD/USDですが、ファンダメンタル的な環境変化を背景に、サポート下限付近でどのような値動きを見せるのか注目されます。

以上

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