3月17日の週の為替市場、年初来安値を更新のVIX指数は更に下落するのか?

3月17日の週の為替市場、年初来安値を更新のVIX指数は更に下落するのか?

3月17日の週の為替市場、年初来安値を更新のVIX指数は更に下落するのか?

3月に入り上昇を見せたVIX指数が先週は再び下落し、年初来安値を更新しました。為替市場はボラティリティの低い状況下で、リスクオンオンとなっています。しかしナスダック指数に比べるとダウ平均は伸び悩んでおり、VXI指数は節目価格に位置しているとも考えられます。

金融市場はリスクオンとリスクオフの潮目の変化に、注意を要するタイミングを迎えつつあるようです。

先週の為替市場振り返り

先週はイギリスが遂にEU離脱の延期をEUに要請することを決定。合意なき離脱の可能性が完全になくなった訳ではありませんが、少なくとも合意なき離脱の可能性は低くなると市場は認識し、GBPは上昇しました。

ただし為替市場はGBPを除くと、相変わらずボラティリティに欠ける状況が継続しており、これまでどうにか動いていたAUDも、遂に動きがなくなってしまいました。

またUSD/JPYは、前半上昇したものの112円を目前に反転。今回も112円の天井の固さを認識する結果となりました。

・USD/JPY4時間足チャート(画像はmt4)

そして昨年秋以来の高値圏での値動きが注目されたドルインデックスも下落し、改めて天井の固さが認識される結果に。ドルインデックスとUSD/JPYが揃って下落し、相関する値動きを見せた1週間となりましたが、USD/JPYの週の値幅が約100pipsと低いボラティリティが継続しています。

今週の為替市場

今週の為替市場の注目イベントは21~22日のEU首脳会談、21日のFOMC政策金利発表があります。イギリスからのEU離脱延期要請に対し、EU側がどの程度の延期を認めるか注目されます。尚、日本は21日が春分の日で祝日です。

個別の市場ではVIX指数が注目されます。先々週、上昇を見せてリスクオフに向かうかに見せたVIX指数ですが、先週は下落し再び年初来安値を更新しました。2018年を振り返れば、更なる下落の可能性もありますが、チャート的には先々週の上昇と先週の下落からWボトムを形成中とも見えます。

・VIX指数の日足チャート(画像はTradingView)

米国の株式市場はナスダック指数が11月の高値を更新する一方で、ダウ平均はそこまで伸びてはいません。よってVIX指数から見るとダウ平均は、上下どちらに動くかの節目価格に位置すると考えることができます。

尚、VIXと同じくリスク指標となる金価格は、2週続けて陽線を形成しています。1,300ドル半ばが2016年6月以降の固いサポレジとなっている中、先週末は1,301ドルで取引を終えており、金価格も節目価格に入りつつある状態です。

・XAU/USD週足(mt4より)

通貨ペアでは先週112円に達せず下落したUSD/JPYですが、週足は陽線を形成しました。金融市場はVIX指数からはリスクオンの状況にありますが、今後VIX指数が上昇の場合はリスクオフとなりUSD/JPYは下落する可能性があります。

一方でEU離脱に揺れるGBPは、GBP/USDは1.33ドル台が天井となり高値圏、EUR/GBPが0.84~0.85ポンド台の底値圏に位置。両通貨ペアのいずれもブレイクするか、反転するか節目の値位置にあります。今週のEUサミットを受けて、GBPがどのような値動きを見せるのか注目されます。

・GBP/USD日足チャート(mt4より)

・EUR/GBP日足チャート(mt4より)

まとめ

VIX指数が年初来安値を更新しており、金融市場はリスクオンが継続中です。しかし先々週の反転もあり、リスクオンがこのまま継続すると考えるのは、若干リスクが高い状況にあります。

またイギリスのEU離脱騒動は、EU側にボールが渡った状態です。GBP/USD、EUR/GBPが節目価格に位置しており、今週のEU首脳会談を受けブレイクもしくは反転の、いずれの値動きを見せるのでしょうか。

引き続き為替市場はボラティリティの低い状況が続いていますが、今週はVIX指数の値動きに注目しながら、リスクオンとリスクオフの環境変化に注意すべき週となりそうです。

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